院長挨拶 藤井裕之

 小郡第一総合病院のある旧小郡町は、山口県のほぼ中央にあり、新幹線、高速道路、空港へのアクセスが非常に良好な、県の交通の要衝にあたります。平成17年に山口市と合併してからは、名実ともに県の中心となりました。この地域では、現在新山口駅周辺の開発が進行しており、今後、より多くの方々に訪れていただけるようになると思います。

 当院はその小郡地区で昭和23年より、地域の皆様に医療を提供してまいりました。現在では、県央部の二次救急を担う地域中核病院の一つとして、地域医療に貢献することを当院の使命と考えております。当院には、内科(消化器、循環器、内分泌・血液、呼吸器)、外科、整形外科、小児科、産婦人科、脳外科、泌尿器科、耳鼻科、眼科、麻酔科の常勤医がおります。山口県では昨今、若手の勤務医不足が深刻になっており、当院におきましても喫緊の問題として取り組んでおりました。幸いなことに、2年前から脳神経外科と呼吸器内科の専門医が赴任し、より分厚い体制で、中身の濃い急性期医療を提供できるようになったと自負しております。また、本年4月より、婦人科外来が週5回体制に戻りました。外来治療中心になりますが、境界領域の疾患の鑑別や治療に、大きな力になるものと期待しています。

  手術件数は、例年2200件以上と病床の割には多く、精力的に手術的治療に取り組んでいます。現在外科は3名体制で、主に悪性腫瘍や腹腔鏡手術を行なっています。外来化学療法室も充実しており、術後療法についても万全を期せる状態です。眼科では、白内障手術を中心に、眼瞼下垂や、網膜剥離の手術も行なっており、手術件数は年間800件におよびます。整形外科は、8人の専門医を擁し、年間1200件以上の手術を行なっています。膝、肩、股関節の人工関節手術、脊椎手術、手外科手術、外傷手術をはじめ、マイクロサージャリー技術を用いた腕神経叢麻痺の機能再建術やリンパ浮腫に対する手術など、各分野の最先端の手術が可能です。幅広い範囲で、専門的治療を受けられる状況となっておりますが、より専門的な外来診察を行うため、整形外科ついては、外来は全予約制とさせていただいております。

  当院は、200床以下の病院であるため、地域医療支援病院になることができません。その代わり、限られた医療資源ながらも各科間の柔軟な連携が行えるのが強みです。2018年4月からは大病院を紹介状なしで受診した場合、初診で5000円以上、再診でも2500円以上の定額負担を患者様に求めることが決まっています。当院では、負担増がなく安心してかかってもらえる環境を維持しつつ、より専門的な医療を提供できる、地域の皆様に優しい病院となっています。地域の皆様や医療機関の方々に、このユニークな急性期病院のことをよく知っていただき、存分にご活用下さいますことをお願い申し上げて、私からのご挨拶とさせていただきます。

 

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