糖尿病・血液内科

内分泌疾患について

糖尿病は今や国民病と呼ばれるくらいポピュラーな病気となっています。そして、この病気の延長線上には脳、心、腎、網膜などの血管障害があり、我々の生活の質を脅かすばかりか生命そのものにも高率にかかわってきます。このようなことへの進展防止を行ってゆくことを診療における中心的な考えとしてとらえています。かつては内臓肥満とのみ考えられていた状態が現在ではメタボリック症候群として考え直されています。内臓脂肪が血栓促進物質や代謝かく乱物質、動脈硬化促進物質を分泌するという病態です。これを中心として高脂血症、高血圧、アルコール摂取、タバコ摂取、心理的ストレスにより加重的に悪影響して動脈硬化、心筋障害、アルツハイマーを誘引することがわかってきています。いわゆる生活習慣病が臓器障害を引き起こす過程の中に糖尿病も大きな増悪因子として注意せねばならないというスタンスでエンドポイントを常に合併症において診療しています。
まず一番に強化しているのが、糖尿病教育とよばれる方法です。単に一方向的な啓蒙ではなく、なぜ血糖コントロールが必要で具体的にはどのようにやっていけばいいのかということを患者様一人一人の生活習慣やご意見・ご質問と照らし合わせながら、双方向的で相互建設的に考えるということが必要と考えています。これまで糖尿病教室を開催してきましたが教室の内容は生活習慣病教室と呼んだほうが適当なぐらいに変化してきました。患者様の日常から出てきた疑問点の集積はまさに我々現代人が抱える問題点を投影するものでした。糖尿病教室で取り上げられた内容はそのまま外来の通院患者様にとっても役に立つノウハウとして提供出来るようになりました。
私たちは間食の血糖コントロールに対する重大性を徹底的に啓蒙した結果、HbA1cの値は平均7.2%から約6.6%に低下させることに成功しました。残念ながら、脳梗塞や心筋梗塞の発症をどの程度阻止しえたかは追跡調査できませんでしたが、感触としてはかなり良いものと考えています。現在自験例でも統計学的に保障されるような事実が骨代謝や高脂血症にもあり、全国的なスタンダードと照らし合わせながら患者様にきめ細かな情報を提供しようと努めています。
入院では、通常の血糖のコントロール入院ばかりでなく、糖尿病教育入院も行っています。さらにメタボリック症候群の患者様にも同様な教育検査入院を準備しています。

血液疾患について

血液内科としては白血病(急性骨髄性、慢性骨髄性、急性リンパ球性、慢性リンパ球性、骨髄異形成症候群)、悪性リンパ腫(T細胞性、B細胞性)、骨髄腫、溶血性貧血(薬剤性、自己免疫性)に対する一般治療のほかに末梢血幹細胞移植(PBSCT)も行っています。
形態学的診断には山口大学教授の服部先生にお越しいただいており、さらに表面抗原マーカー検査および染色体検査、必要なら遺伝子検査も行っています。どの施設でも同じですが血液の特殊検査は外注検査会社に依頼しています。検査依頼内容は画一的で決して個々の患者様にオーダーメードのような形にはなっていません。
この点に十分注意して一つ一つ細かく検査内容を吟味して検査会社と相談交渉して依頼するようにしています。検査会社が応じられない場合にも対応できるようにサーマルサイクラーを準備しました。将来的にはマイクロプレートリーダーの導入も計画しています。また複数の大学の血液内科の先生とも交流を絶えず行っています。
当院は手外科では日本屈指の病院であることから手の痛みを訴えることを初発症状として慢性関節リウマチの患者様が多く来院されます。このことを背景として慢性関節リウマチに対する内科的治療を責務として精力的に取り組んでいます。まだ始まったばかりですが、慢性関節リウマチの患者さまのリンパ球を調べてみると抑制性T細胞が多い方と反対に少ない方の凡そ二つのグループに分かれるようなデータが集積しています。


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