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ご挨拶

日帰り手術センター長、副院長兼整形外科部長 服部泰典

21世紀の外科手術の多くは低侵襲手術になると考えられ、大半の手術が短期入院になると言われています。アメリカでは、1975年の時点で日帰り手術が全体の手術の70%以上を占めるようになっており、本邦でも2000年の診療報酬改定で、日帰り手術が短期滞在手術として点数評価されています。
また、患者様側からも医療費の自己負担増が、経済不況も追い打ちをかけて無視できなくなり、短期入院・早期社会復帰を希望するようになっています。
当院では、1999年の日帰り手術センターの開設以来、順調に手術件数は増加しており、当院の全手術症例数の約3割を占めております。そのうち眼科の白内障と整形外科の上肢の手術で約半数を占めております。2012年には日帰り手術センターがリニューアルし、さらに安全で快適に日帰り手術を受けていただけるようになっております。今後も皆様により良い治療を提供できるよう努力してまいります。

日帰り手術副センター長、眼科部長 榎美穂

私たちの基本方針は患者様の病状やご希望にあわせた医療を実践することであり、その一環としてできるだけ短期でかつ快適な入院生活を送っていただくことをデイサージャリーの目標としております。
私の専門である眼科に関して言えば、白内障手術は術式、手術器械、眼内レンズなど日々進歩しており、合併症の少ない安全な手術へと進化してきております。そのため日帰り手術や1~2泊の短期間の入院で、充分回復し、安心してご自宅に帰っていただくことができるようになりました。翼状片や眼瞼下垂も白内障と同様、安心して日帰り手術を受けて頂くことができます。
これまでデイサージャリーを受けられた患者様からは、「入院前から退院後まで担当のナースコーディネーターに親身に説明やケアをうけることができた」とご好評を頂いています。患者様に、入院や手術の流れを充分ご理解・納得していただいた上で、安心して治療を受けていただくことを第一に心がけてきました。
新しいデイサージャリーセンターの設立にあたり、今後ますます充実したケア、より納得・安心して受けていただく手術、より快適な入院をめざして精進していきたいと考えています。

専属看護師紹介

ナースコーディネーターとは、日帰り手術センターに常駐し、手術決定時から退院までを一貫してケアする看護師のことです。手術前後の全身状態の観察を十分に行ない、担当医や麻酔医と連携をとり、安心して手術を受けられ退院できるように援助いたします。また、手術が決定した時点から退院までと患者様に接する時間が限られていますが、信頼関係を大切にし、手術への不安を少しでも取り除けることができるよう心掛けております。
分からないこと、不安に思うことは遠慮なくお聞きください。
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