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ストーマ(人工肛門)外来

大腸癌の治療・ストーマ外来

肛門外来の果たすべき使命には、肛門出血をきたす疾患の鑑別診断を通して、いわゆる痔疾患以外の疾病をスクリーニングすることも含まれております。ひと昔前は肛門出血をきたす疾患として、赤痢や腸チフスといった感染症の鑑別診断が重要であったと先輩方から聞かされておりましたが、欧米並みに大腸癌の増加しつつある昨今、結腸・直腸癌を見落とさないことも重要な使命のひとつになりました。
大腸癌の治療では内視鏡的粘膜切除術・腹腔鏡下結腸・直腸切除術などの低侵襲手術で極力対応するように努めておりますが、進行した直腸癌の場合には人工肛門の造設を余儀なくされることもあり、ストーマ外来(2・5・8・11月第3水曜日の午後)で完全社会復帰に向けての支援活動も行っております。具体的には専門の看護師による洗腸療法・装具の適正使用・排尿訓練などの教育と指導です。医療福祉の面からは身障者手帳発行の要否も視野に入れた膀胱・直腸機能評価も期に応じて実施しております。
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