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整形外科

はじめに

当院は、山口県の中央部にある山口市にあります。新幹線の新山口駅から車で5分、山口宇部空港から車で30分、中国自動車道小郡インターから車で5分、山陽自動車道山口南インターから車で15分という交通の要衝に位置しているため、県内はもとより、県外からのアクセスも良好です。

当院の整形外科では、毎年1000例以上の手術症例があり、県中部の整形外科センターとしての役割を担っています。土井統括院長の方針で、常に科学者としての視点を持ち、医療の発展に貢献するために、臨床研究にも力を入れています。学会や論文でも積極的に情報を発信し、地方にありながらも全国トップレベルの医療を提供することができるようにと、日々研鑽を重ねています。

診療の概要

  • 手術件数は、別表の通りです。一般的な外傷だけでなく、それぞれの医師の専門分野において、国内最先端の治療を行っています。

  • 手外科・再建外科領域では、「腕神経叢麻痺」治療の最先端施設として、全国から患者さんが紹介されてきています。一方で、マイクロサージャリーを必要とする救急患者さんの治療もしっかりと行っており、ドクターヘリにも対応しています。

  • 人工関節を希望される患者さんは県内の広い範囲から来院され、毎週多くの手術が行われています。現在では、膝、股関節、足関節、肩関節、肘関節、指関節の人工関節手術が可能です。その他、靭帯や軟骨の先進的な手術を多数行なっています。

  • 脊椎外科では、頸椎から腰椎まで広い範囲の疾患を治療しています。原則としてブロック注射や投薬といった保存療法をきちんと行い、治療効果が不十分な症例には手術的加療を行っています。手術件数は毎年100例を超えていて、椎間板内酵素注入療法などの最先端治療の経験も豊富です。

  • 一般外傷、スポーツ障害・外傷、高齢者の外傷などに対しても理想を高く持ち、最新知識の十分な収集と治療方針の真剣な討論を行うことにより、質の高い医療の提供を目指しています。

  • 肩関節疾患については、山口大学整形外科より油形医師が担当し、手術も行っています。

当院で多く行われている手術について

原則として、可能な限りキズの小さな最小侵襲手術を心がけています。内視鏡(関節鏡)を用いた手術は、手関節、肩関節、膝関節、足関節で行っており、小さなキズでより良い治療成績を目指しています。

  • 手根管症候群
  • 肘部管症候群
  • CM関節形成術/固定術
  • 変形性肘関節症に対する関節形成術
  • 橈骨遠位端骨折(骨折観血的手術)
  • 肩腱板断裂修復術
  • 人工肩関節置換術
  • 椎間板ヘルニア手術(頸椎・腰椎)
  • 椎体形成術(頸椎・胸椎・腰椎)
  • 椎体固定術(頸椎・胸椎・腰椎)
  • 人工膝関節置換術
  • 人工股関節置換術
  • 人工足関節置換術
  • 膝靭帯断裂形成術(前・後十字靭帯)
  • 膝半月板切除・縫合術
  • 外反母趾手術
など

研修

当院では、海外からの研修医師を受け入れており、20年以上にわたって在籍しています。
現在は、手外科・再建外科のフェローとして、ヴィジェイ医師(インド出身)とチャイジウン医師(マレーシア出身)が、関節外科のフェローとしてヴィネイ医師(インド出身)が勤務しています。お互いのコミュニケーションは基本的には英語となっていますが、片言の日本語を話せるフェローもいます。
 その他、国内においても大学病院や主要病院から、多くの医師が研修や手術見学に訪れています。
国内外からの研修医師と学術的・人間的交流を深めることは、病院スタッフにとって、新しい知見や情報の交換ができるだけでなく、より広い視野、より高い視点を持つための良い機会となっています。
 地域との病診連携・病病連携・地域連携パスにも力を注いでいます。
教育・研修という地域コミュニティセンターとしてその重責も担っています。
スタッフは診療技術の研鑽と共に論理構築力・コミュニケーション能力のトレーニングのため、院内カンファレンス、学会活動に力を入れています。

(藤井裕之)

手外科・マイクロサージャリー

当院整形外科の特色の一つである手外科・マイクロサージャリーは、県内はもとより国際的にも知名度があり、この分野の世界的権威である土井一輝統括院長と服部泰典副院長、坂本相哲整形外科部長が担当しています。
切断指再接合術を含め、四肢の重度外傷は県内全域と島根県・広島県からも患者が搬送され西中国地方の四肢外傷センターとしての役割を担っています。

また、年間約40例のマイクロサージャリーを用いた再建術(遊離皮弁、血管柄付き骨移植、筋肉移植術など)を行っており、その成功率は95%以上と他の施設と比べてはるかに良好な成績を誇っています。
上肢の最も重篤な神経損傷である腕神経叢損傷の機能再建に関しては、土井一輝統括院長が国際的にも高い評価を受けており、筋肉移植術・神経移行術などのマイクロサージャリーの技術を駆使した手術を行っています。
関東地方や東北地方など全国各地から患者が紹介され、日本の腕神経叢損傷の治療の中心的役割を果たしています。
また、最近は手足のリンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術も行っています。
このようなマイクロサージャリーの専門的な手術の他にも、一般的な手の疾患・外傷の手術(手根管症候群、肘部管症候群、バネ指、橈骨遠位端骨折、槌指、デユプイトレン拘縮など)も積極的に行っています。

(服部泰典)

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